【続】ハピバ
『せーんぱーいっ!!』

チャイムが鳴ってすぐに、教室にサチの声が響いた

すると、仁が俺の前に来て

『もしかして純也、サチちゃんと一緒に飯食うの?』

と聞いてきた

片手にはパンを持っている

何となく仁の言いたいことが分かった

『俺も一緒に行ってもいい?』


屈託のない笑顔で言う仁に、俺はやっぱりな…と頭の中で呟いた


『サチにきかねぇーと…』

そう言い終える前に、仁はサチに向かって

『サチちゃん俺も一緒に食べて良い?』

と聞く


サチは少し戸惑った表情をしたが

『いいですよ』

と笑顔で答えた


それを聞いて喜ぶ仁の隣で、俺は少しテンションは下がったが、教室に来たサチはいつもと変わらなくて、安心した



【先輩side終】
< 19 / 68 >

この作品をシェア

pagetop