【続】ハピバ
ウキウキ気分のまま教室に向かって歩いていると

ーードンッ

と後ろから誰かにぶつかり、前に倒れた

『いったー……』

冷たい廊下に、手と膝をついて後ろを振り返ると、そこには2年の先輩が3人立っていた


『ちんたら歩いてんぢゃねーよ』

『マヂ邪魔!!』

そう言って、3人の先輩たちは去っていった


何あれ…こっわー……





このことを詩織と絹子に話すと、やっぱりねという顔をして

『これからもっとこーいうこと増えるかもね』

と呟いた


『何で……?』


あたし何もしてないよ?

『サチに朝見せたでしょ?ランキング。あれが原因よ』

『1位ってことは山本先輩を好きな女子がいるってこと。だから彼女のサチが恨まれんのよ』

じゃあ…さっきぶつかった人も先輩のことを好きなの…?

このときやっとあたしは理解した。自分の立場を……
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