【続】ハピバ
【先輩side】

HRが終わり、鞄に教科書を詰め込み教室を出ようとすると横から手が伸び、俺の動きを止めた


『……何だよ。宮瀬』

横で微笑む宮瀬を睨む

またチョコレートのことか!?


そう思ってため息をつくと、宮瀬は手を合わせて


『お願い!山本手伝ってくんない?』


と俺に頭を下げてきた

『はぁ!?何だよ手伝いって?』

『最近新しくバイトに入った子が辞めちゃってさ…人手が足りないんだよ。だからちょっと手伝ってくんない?もちろんバイト代は出すからさ』


なるほど…そーいうことか

『別に良いけど』

用事もねぇーし、宮瀬の店時給たけぇーしな


『マヂ!?ありがと。じゃあ早速今日からよろしく』


『はいはい…』


そう言って俺たちは教室を出て、宮瀬の家がやっている喫茶店に向かった


【先輩side終】
< 36 / 68 >

この作品をシェア

pagetop