【続】ハピバ
『山本先輩ってさー話しはするけど、絶対笑わないんだよ。あんまり表情変わんないしね。でもサチといるときは違うじゃん。怒るし、笑うし、やっぱりあんたは特別なんだよ』

そう言って絹子は笑った



あたしってもしかして愛されてる!?


単純なあたしの頭はそんなことですぐに嬉しくなっちゃって、退屈な授業もいつもより早く感じた







でもあたしは気付いていなかった。自分だけが"特別"じゃないことに……
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