【続】ハピバ
ーー会いに行こう


あたしは走って先輩のバイト先に向かった


早くこの不安を取り除きたかった





でも店の前についたとき、あたしの足は止まった


窓から見えた先には、先輩と……宮瀬さんの姿


2人はカウンターで楽しそうに笑っていた




゛山本先輩って絶対笑わないんだよ゛


絹子の言葉が頭をよぎる

あたしだけじゃない……先輩の特別はあたしじゃない…




『……ッヒ…ック…』


繋がらない電話も返信のないメールも……もうあたしのことを好きじゃないからだったんだーー…



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