【続】ハピバ
『できた……』



家に帰ってすぐに由衣姉に無理矢理作らされたチョコは、今までの苦労が嘘のように簡単に作れた


『すっごいおいしそうじゃん!良かったねサチ』


笑顔であたしの頭を撫でる由衣姉に、あたしはまた涙が出そうになるのを必死に耐えて

『うん…ありがと由衣姉』


と無理に笑顔を作って、足早に自分の部屋に向かい、そのままベッドに倒れ込んだ




タララ~タ~ララ~


そのまま眠りに落ちていたあたしはスカートに入れていた携帯の着メロで目を覚ました


窓の外はもうすっかり暗くなっている



携帯を開くと、新着メール1件の表示




ボーッとした頭のままそれを開くと、一気に頭がハッキリして、あたしは部屋を飛び出していた
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