【続】ハピバ
【先輩side】


毎日毎日学校が終わればバイトの日々…

まぁでも宮瀬の条件を飲んでしまったからしょーがない


その条件っつーのが14日を休みにする代わりにそれまでは休みなしっつーこと

マヂあいつ鬼だよな…




そう思いながら窓の外を眺めていると、ちょーどサチの姿が見えた


もう結構サチとも話してないよな……


毎日着ていたメールも最近は来なくなっていた

やっぱり返信しないといけないよな……

でも、やっぱりメールじゃなくて会って話したい


早く明日になんねぇーかな




『純ちゃん愛しのハニーをみつめるの巻』


後ろから聞こえた言葉に軽い寒気がした

愛しのハニーってなんだよ!?


『あれ?無反応かよ』

『仁…キモすぎる』

『ひっでぇ~!』

でかい声で笑いながら仁は俺の前のいすに座った


『おっ!サチちゃん手治ったんだな』

手……?

『あいつ…手怪我してたのか?』


『あぁ。手の甲が腫れてたんだよね。体育で怪我したみたいよ』


体育……?


今って確か女子はマラソンだろ?マラソンで手の甲なんて怪我するか?


何か嫌な予感がするな……


そう思った俺はバイト終わりにサチにメールをした


【先輩side終】
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