【続】ハピバ
試合が始まってすぐ、あたしは先輩から目が離せなくなっていた


それは絹子も一緒だったみたい


『すごっ……』


先輩と倉田先輩のコンビネーションはバッチリで相手チームの人は全くついていけていなかった


そしてシュートを決めるたびに、ハイタッチをかわす二人はメチャクチャかっこ良くて、あっという間に後半戦の終わりの笛が鳴った


終わってみれば、96ー62で先輩チームの余裕勝ち!!


『このあとすぐ決勝だよ!』

『ホント!?じゃあ6時間目もサボっちゃお』





『ほぉー…毎回赤点のくせに、授業サボるとは余裕だなぁ』


後ろから聞こえたひっくーい声に、恐る恐る後ろを振り返る。そこには、腕を組んで、あたしたちを見下ろす担任がいた


『『ギャーーーー!!』』
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