【続】ハピバ
『は?宮瀬?』


明らかに不思議そうな目であたしを見る先輩…


あれ――…?


『先輩と宮瀬さんって…付き合ってるんじゃないんですか?』

おそるおそる尋ねてみると

『はぁ!?んなわけねぇーだろっ!!宮瀬彼氏いるぞ』


えええぇぇぇっ!!!???


そっ…そんな…じゃあ今までのあたしの不安は何だったの?

『お前俺が宮瀬と付き合ってるってマヂで思ったのか?』


やっやばい……先輩怒ってるー…!!



『はぁー…ったく』

ため息をついた先輩は突然立ち上がって、あたしの腕を掴んで引っ張った


『ごめんな…不安にさせて』


先輩の腕に包まれて、耳元で聞こえた優しい声


『先輩……あたしのこと好きですか?』
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