【続】ハピバ
『んな当たり前なこと聞くなよ』
『ちゃんと言ってください』
そう言って顔を上げると、顔を真っ赤にしている先輩と目が合う
きっとこんな顔見れるのはあたしだけだよね?
『何笑ってんだよ?』
不満げな顔であたしをみる先輩
『可愛いなぁ~とおも……んっ』
最後まで言う前に先輩の唇が言葉を遮る
甘い香りと味が口に広がる
そして少し離れた唇から囁かれる甘い言葉
『好きだよ…サチ』
ねぇ…先輩
あたしはちょっとしたことでもすぐ不安になっちゃうんだ
でもそんな時は今日みたいに優しく抱きしめて、あたしが好きだって教えてね
【完】