※公開終了間近! イロモノなアタシ
真島さんは、しっぽり綾女を落としたかったのに2人に邪魔をされて腹を立てているのだろう。


「女の子にー顔の事でー色々言うのはー、いけないと思いまーす」


学級委員長の様な綾女の言葉、それは、米山さんの一度鎮まった怒りの炎にガソリンをぶっかけて再点火してしまった。


「いいのよ、だって芸人なんだもん。顔だって、小道具の1つなの」
「えーごめんなさーい」
「ヨネ、あんまり言わないでー、あ、カレが来た。行こ」


今日は何度神様が助けてくれた事だろう、いや、天国に居るお母さんかも知れないけれど、後でちゃんとお礼をしておかないといけない。


ヨネマミの2人が行ってしまうと、鳴瀬さんは少し残念そうな顔をした。


何でだろう? あの2人と仲がいいのか? 同じ事務所だしそれもあり得るけれど、いや、ブス専だからか!?


ちょっと待て、あのおじさん顔とキリン顔とあたしは同じか? まあ、同じではないと言い切れないけれども。


頭の中での順位は、あたし >マミ >米山 だと思うが。


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