※公開終了間近! イロモノなアタシ
しかーし、問題は横に座るあのお方。


「ねー、化粧品はドコの使ってるのー? 」
「ドセイドーよぉー、ドラッグストアで安い」
「えー? 本当に? 」


米山さん、何でそんなにあたしに食いつくのかな?


「そうよぉ、オカマはメイク命だもん」
「メイク命ーウケるんですけどぉー」


そっちの方がウケるでしょうに、今日だってスッピンのままだし。


「鳴瀬さんはいつからここに来てるの? 」
「2カ月前くらいかなー、でも最近は忙しいみたいねー」
「へぇー」


鳴瀬さんに気があるね、これは。


それであの写真も、強引に撮影して送信させたんだと分かる。


オカマ相手にムキになるなんて、なかなか米山さんも手ごわいな。


ここは1つ、爆弾を投下してみよう。


「聞いたんだけど、マミさんと鳴瀬さんって仲いいの? 」
「え? そんな事無いよねーマミ」
「んー食事にはよく行ってたけどねー」
「俺も知ってるよ、鳴瀬っちがマミの事好きなんじゃないかって噂になってたし」
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