※公開終了間近! イロモノなアタシ
「晃さんが考えたオリジナルレシピ、昔、教えてもらったんだよ」
「そう言えば、浩さんてお母さん、じゃなくてパパと同じお店で働いてたんですよね」
「うん、晃さんの方が大先輩だったけど。それはもう、自分なんかよりも素敵な人だった。で、接客にミスした時に落ち込んでたら、これを作ってくれたんだ」
「そっか……」
時間を超えてお母さんのレシピに癒されたあたしは、何で泣いていたのかを正直に話す気になれた。
浩さんは、静かにそれを聞き終えると腕組みをして考え始める。
「難しいね、それは。でも、シホちゃんの気持ちはどうなの? 」
「あたし、こんなだし。だから、鳴瀬さんには相応しくないと思うんです」
「相応しいか相応しくないかは、相手が答えを出してくれてるのにね」
言うとおりだ、どうして悩んでるんだろう。
「好きになってもらえたなら、ちゃんとシホちゃんも答えなきゃ。それは、現実、色々問題があるだろうけれど、でも人目を気にしてたら恋愛なんて出来ないよ」
「浩さんは、そういう恋愛してるんですか? 」
「してる、あんまり言わないで欲しいんだけど、シホちゃんなら教えるよ。秘密を聞いたお詫びにね」
「そう言えば、浩さんてお母さん、じゃなくてパパと同じお店で働いてたんですよね」
「うん、晃さんの方が大先輩だったけど。それはもう、自分なんかよりも素敵な人だった。で、接客にミスした時に落ち込んでたら、これを作ってくれたんだ」
「そっか……」
時間を超えてお母さんのレシピに癒されたあたしは、何で泣いていたのかを正直に話す気になれた。
浩さんは、静かにそれを聞き終えると腕組みをして考え始める。
「難しいね、それは。でも、シホちゃんの気持ちはどうなの? 」
「あたし、こんなだし。だから、鳴瀬さんには相応しくないと思うんです」
「相応しいか相応しくないかは、相手が答えを出してくれてるのにね」
言うとおりだ、どうして悩んでるんだろう。
「好きになってもらえたなら、ちゃんとシホちゃんも答えなきゃ。それは、現実、色々問題があるだろうけれど、でも人目を気にしてたら恋愛なんて出来ないよ」
「浩さんは、そういう恋愛してるんですか? 」
「してる、あんまり言わないで欲しいんだけど、シホちゃんなら教えるよ。秘密を聞いたお詫びにね」