※公開終了間近! イロモノなアタシ
「シホちゃん、私は真剣にナルを心配してる。彼は、ハギモトの若手じゃ一番有力なの。ドラマの話だって来てるし、彼は彼は……」
ごめん、米山。
そんなに好きなんだね、彼を。
泣きながらあたしにぶつかって来て、戦おうとしてる。
「泣かないでよ、米山さん。分かってるから、鳴瀬さんとは、何にもしてないし、話をしただけ」
「本当に? 」
「うん、だから泣かないで」
嘘をついた事に、ちょっと胸が痛むけれど、でも、敬介の思いを大事にしたいから、ごめん。
ヨシヨシと肩を叩き、エレベーターを降りると表に並んで出た。
どうして恋する女の子は皆、悲観的になるんだろう。
「ありがと、シホちゃん」
「いいよ、またお店に来てねー」
最後にギュッと抱き合って別れを告げた。
ごめん、米山。
そんなに好きなんだね、彼を。
泣きながらあたしにぶつかって来て、戦おうとしてる。
「泣かないでよ、米山さん。分かってるから、鳴瀬さんとは、何にもしてないし、話をしただけ」
「本当に? 」
「うん、だから泣かないで」
嘘をついた事に、ちょっと胸が痛むけれど、でも、敬介の思いを大事にしたいから、ごめん。
ヨシヨシと肩を叩き、エレベーターを降りると表に並んで出た。
どうして恋する女の子は皆、悲観的になるんだろう。
「ありがと、シホちゃん」
「いいよ、またお店に来てねー」
最後にギュッと抱き合って別れを告げた。