※公開終了間近! イロモノなアタシ
一度だけ行った事があるけれど、誰からも声を掛けられ無かった。
ホッとする半面、同性に対しても魅力を感じさせない容姿なんだと改めて落ち込んだけど。
クミさんは相手にして貰えない寂しさから、勝手にストレートをやり始めて出来上がりだす。
「ひろぉー、ひろたぁーん」
酔ったニューハーフの声は、営業用の可愛げのあるハスキーボイスとは違い、男そのものだ。
だけど浩さんは、優しく水を差し出す。
「疲れてるのに、無理し過ぎだよ」
「ありがとー、そう言ってくれるのはーひろたんだけぇー」
もうクミさんはグデングデンで、そろそろタクシーに押し込んで家に帰さないといけない。
そう思って、携帯に登録してあるタクシー会社に電話をしたら、1時間待ちと言われた。
金曜だから仕方ないけれど、このまま行けばクミさんのグチ大会が始まるだろう。
さっきの手伝いでお酒がすっかり抜けたあたしはママに電話をした。
「ママ、シホですけど」
『あー、今忙しい』
後ろからは、麻雀のパイをいじるジャラジャラという音が響き、明らかにお客さんと一緒に居ると分かる。
ホッとする半面、同性に対しても魅力を感じさせない容姿なんだと改めて落ち込んだけど。
クミさんは相手にして貰えない寂しさから、勝手にストレートをやり始めて出来上がりだす。
「ひろぉー、ひろたぁーん」
酔ったニューハーフの声は、営業用の可愛げのあるハスキーボイスとは違い、男そのものだ。
だけど浩さんは、優しく水を差し出す。
「疲れてるのに、無理し過ぎだよ」
「ありがとー、そう言ってくれるのはーひろたんだけぇー」
もうクミさんはグデングデンで、そろそろタクシーに押し込んで家に帰さないといけない。
そう思って、携帯に登録してあるタクシー会社に電話をしたら、1時間待ちと言われた。
金曜だから仕方ないけれど、このまま行けばクミさんのグチ大会が始まるだろう。
さっきの手伝いでお酒がすっかり抜けたあたしはママに電話をした。
「ママ、シホですけど」
『あー、今忙しい』
後ろからは、麻雀のパイをいじるジャラジャラという音が響き、明らかにお客さんと一緒に居ると分かる。