※公開終了間近! イロモノなアタシ
「志穂、ごめん」
「鳴瀬さんじゃなくて、敬介……ごめんなさい」
「本当に好きなんだ、これで3度目の告白になるけど」
「好きだよ、本当に好きだってば! 」
自然に唇が重なる、薄い敬介の唇がさっきまでの痛みをやわらげてくれる。
3度目の正直なんて言葉があるけど、本当に今のあたし達はそうだ。
3度目の告白は、2人の気持ちをしっかりと結び付けてくれた。
それからあたし達は、お父さんの秘蔵のワインを勝手に空けながらこれまでのすれ違いの期間に何があったのか報告し合う。
「あのね、さっきの人が浩さん。お母さんの後輩で、今、二丁目でお店をやってるの」
「女性なの? 」
「うん、一応はね。でも、彼氏が居て、ラブラブなんだ」
「そうなりたいね、これからはずっと」
ポケットの中から、丸丹の包み紙をまとった小箱を取り出す。
「これ、開けて」
「え? 買ったの? あの後に」
「だって、手ぶらじゃ許してくれないかもって綾女ちゃんが言うから」
綾女、なかなか気がきく。
まあ、これまでお仕えして来たかいがあったとでも言えばいいのか。
「鳴瀬さんじゃなくて、敬介……ごめんなさい」
「本当に好きなんだ、これで3度目の告白になるけど」
「好きだよ、本当に好きだってば! 」
自然に唇が重なる、薄い敬介の唇がさっきまでの痛みをやわらげてくれる。
3度目の正直なんて言葉があるけど、本当に今のあたし達はそうだ。
3度目の告白は、2人の気持ちをしっかりと結び付けてくれた。
それからあたし達は、お父さんの秘蔵のワインを勝手に空けながらこれまでのすれ違いの期間に何があったのか報告し合う。
「あのね、さっきの人が浩さん。お母さんの後輩で、今、二丁目でお店をやってるの」
「女性なの? 」
「うん、一応はね。でも、彼氏が居て、ラブラブなんだ」
「そうなりたいね、これからはずっと」
ポケットの中から、丸丹の包み紙をまとった小箱を取り出す。
「これ、開けて」
「え? 買ったの? あの後に」
「だって、手ぶらじゃ許してくれないかもって綾女ちゃんが言うから」
綾女、なかなか気がきく。
まあ、これまでお仕えして来たかいがあったとでも言えばいいのか。