※公開終了間近! イロモノなアタシ
2週間後に手元へ届いたのは薄い封筒、中なんか読まなくても分かる。
それをゴミ箱に放り投げると、出勤の支度を始めた。
と言っても、普段着でカバンを持つだけだけど。
「志穂ー、早くー」
「はいはい」
車のキーをポケットに押し込み、リビングに向かうとお父さんがすっかり化粧を済ませて、新聞を片手にコーヒーを飲んでいる。
「あらやだ、またその服? 少しは女の子らしくしなさいよ」
「店で着替えるからいいでしょ、アフターなんて無いんだから」
あたしの着ているパーカーとデニムがお気に召さないらしい。
「そりゃそうだけど、スカートはけば? 」
逆に言いたいよ、『男なんだから、その水玉のワンピースなんか着ないでよ』って。
「いいの、動きやすいでしょ。それに、スカートはいたって誰も見てくれないもん」
「そぉかしら、ねえ、これで服買ってらっしゃいよ、丸丹で」
丸丹のカードを差し出すけれど、受け取らずに無視をした。
それをゴミ箱に放り投げると、出勤の支度を始めた。
と言っても、普段着でカバンを持つだけだけど。
「志穂ー、早くー」
「はいはい」
車のキーをポケットに押し込み、リビングに向かうとお父さんがすっかり化粧を済ませて、新聞を片手にコーヒーを飲んでいる。
「あらやだ、またその服? 少しは女の子らしくしなさいよ」
「店で着替えるからいいでしょ、アフターなんて無いんだから」
あたしの着ているパーカーとデニムがお気に召さないらしい。
「そりゃそうだけど、スカートはけば? 」
逆に言いたいよ、『男なんだから、その水玉のワンピースなんか着ないでよ』って。
「いいの、動きやすいでしょ。それに、スカートはいたって誰も見てくれないもん」
「そぉかしら、ねえ、これで服買ってらっしゃいよ、丸丹で」
丸丹のカードを差し出すけれど、受け取らずに無視をした。