※公開終了間近! イロモノなアタシ
駅ビルの中にあるショップに行くと、明らかにあたしには入らないサイズの物ばかり。
店員さんだってその積りで、あたしには一切近寄らず、綾女にばかり服を勧めていた。
「これーにあうかなー、ねー志穂ちゃーん」
「似合うよ、何を着てもね」
無理矢理ショッピングに付き合わされている彼氏みたいなセリフを言うと、嬉しそうに体をくねらせる。
試着室に綾女が消えると、あたしはアクセサリーコーナーを見た。
アクセサリーならサイズは無いし、誰だっていいだろう。
いつもサイズの無いショップに行くと、ついしてしまう虚しい習慣。
「おーまーたーせ」
10分かかって自分の服を身につけた彼女は、レジに向かって行く。
そこで繰り出されるのは『ゴールドカード』。
瞬時に店員の顔色が変わり、恭しく綾女に接する。
『天は人の上に人を作らず』と、一万円札の福沢諭吉も言っていたけれど、明らかにあたしの方が綾女の下だ。
家は金持ち、顔は可愛い。
家はゲイショーパブ、顔及び体はブサイク。
店員さんだってその積りで、あたしには一切近寄らず、綾女にばかり服を勧めていた。
「これーにあうかなー、ねー志穂ちゃーん」
「似合うよ、何を着てもね」
無理矢理ショッピングに付き合わされている彼氏みたいなセリフを言うと、嬉しそうに体をくねらせる。
試着室に綾女が消えると、あたしはアクセサリーコーナーを見た。
アクセサリーならサイズは無いし、誰だっていいだろう。
いつもサイズの無いショップに行くと、ついしてしまう虚しい習慣。
「おーまーたーせ」
10分かかって自分の服を身につけた彼女は、レジに向かって行く。
そこで繰り出されるのは『ゴールドカード』。
瞬時に店員の顔色が変わり、恭しく綾女に接する。
『天は人の上に人を作らず』と、一万円札の福沢諭吉も言っていたけれど、明らかにあたしの方が綾女の下だ。
家は金持ち、顔は可愛い。
家はゲイショーパブ、顔及び体はブサイク。