※公開終了間近! イロモノなアタシ
布団から出た手首に包帯が巻かれているのが見えて、胸がチクっと痛くなった。
同情なんかしちゃいけない、目を覚ましたらこう言うんだ。
「クミさん、おはよう」
って。
それが一番、責めたり同情したりしたらクミさんをまた追い詰めてしまう。
もうそんな事、誰もしないからね。
あたしも、お父さんも、蘭子さんも、ミミちゃんだって。
ベッドの脇にある椅子に座り、携帯を片手にハギモトの情報を調べていると、ゴソっと物音がした。
目を覚ましたらしい。
「クミさん、おはよう」
「おはよう、シホちゃん。ママは? 」
「お店だから、あたしが代わりに。まだ寝ててもいいよ」
「ううん、いいの。居てくれてよかった、ありがとう」
夕べからぐっすり眠れたらしく、顔色が少し良くなっている。
同情なんかしちゃいけない、目を覚ましたらこう言うんだ。
「クミさん、おはよう」
って。
それが一番、責めたり同情したりしたらクミさんをまた追い詰めてしまう。
もうそんな事、誰もしないからね。
あたしも、お父さんも、蘭子さんも、ミミちゃんだって。
ベッドの脇にある椅子に座り、携帯を片手にハギモトの情報を調べていると、ゴソっと物音がした。
目を覚ましたらしい。
「クミさん、おはよう」
「おはよう、シホちゃん。ママは? 」
「お店だから、あたしが代わりに。まだ寝ててもいいよ」
「ううん、いいの。居てくれてよかった、ありがとう」
夕べからぐっすり眠れたらしく、顔色が少し良くなっている。