※公開終了間近! イロモノなアタシ
喜劇が終わるとすぐに大阪天満宮へ向かう、そして、お祈りを済ませて敬介や店の皆の分のお守りも買うと、お父さんから電話が入る。
『志穂ちゃん、今どこ? 』
「大阪天満宮だよ、合格祈願に。それと、皆の芸事の上達に」
『そう、じゃあ、ついでに法善寺にも行って頂戴、水商売の神様だから』
「はいはい」
法善寺ってさっき行ったなんばの近くなんだけど……。
こうして初日は、あちこちお祈りに行き、ひたすら祈るハメになった。
ホテルに戻って、明日の面接に備えてネタを練っていると敬介からの電話が鳴る。
『志穂、今何してる? 』
「ホテルに戻ったよ、今日はあっちこっちお祈りに行ってさ、そうそう、芸事の神様にもお祈りして来たから。お守りあげるね、今度」
『へぇー、さすがは大阪だね。帰って来るの楽しみにしてるよ、明日は頑張って』
「これから仕事、頑張ってね」
短い電話だけれど、少し勇気付けられた。
それに、お参りした事であの迷いも少し消えた気がする。
結果はまだどうなるか分からない、決まった時に考えればいいのだ。
そう、敬介に出会わなければハギモトを受験する事も無かったし、それに、離れ離れになったとしても、彼なら平気だろう。
あんなに悩んだ末に、結ばれた2人なのだから、そう簡単には壊れないはずだ。
『志穂ちゃん、今どこ? 』
「大阪天満宮だよ、合格祈願に。それと、皆の芸事の上達に」
『そう、じゃあ、ついでに法善寺にも行って頂戴、水商売の神様だから』
「はいはい」
法善寺ってさっき行ったなんばの近くなんだけど……。
こうして初日は、あちこちお祈りに行き、ひたすら祈るハメになった。
ホテルに戻って、明日の面接に備えてネタを練っていると敬介からの電話が鳴る。
『志穂、今何してる? 』
「ホテルに戻ったよ、今日はあっちこっちお祈りに行ってさ、そうそう、芸事の神様にもお祈りして来たから。お守りあげるね、今度」
『へぇー、さすがは大阪だね。帰って来るの楽しみにしてるよ、明日は頑張って』
「これから仕事、頑張ってね」
短い電話だけれど、少し勇気付けられた。
それに、お参りした事であの迷いも少し消えた気がする。
結果はまだどうなるか分からない、決まった時に考えればいいのだ。
そう、敬介に出会わなければハギモトを受験する事も無かったし、それに、離れ離れになったとしても、彼なら平気だろう。
あんなに悩んだ末に、結ばれた2人なのだから、そう簡単には壊れないはずだ。