※公開終了間近！ イロモノなアタシ

それから１週間後、衝撃的な記事が週刊誌に躍る。


『マージナル鳴瀬ブス専疑惑！　』


電車の中吊りで見つけたあたしは、駅の売店でそれを即座に購入した。


内容は、あの夜の騒動。


そこには、米山と腕を組んだ敬介の姿と、円山町のホテル街を歩く２人の姿。


事前に何も知らされていなかったあたしは、ただ週刊誌を手にボーっとするだけ。


敬介からはその件についての連絡は無い、ホテル街、米山。


もしかして、いや、それは無い。


何かされてたらあたしに必ず言うだろうし、ダメだ疑っちゃ。


でも、不安で胸の中が一杯になり、思わず電話を掛けたけれど、留守電。


当然だろう、皆からこの件で電話が殺到しているのだから。


メールで確認をしてみよう、そうするしかない。