※公開終了間近! イロモノなアタシ
イライラした様子で、仏壇に手を合わせて何度もチンチンと鐘を鳴らす。
「晃ちゃん、あたくし一体どうしたらいいの? 娘が大ピンチなのよ」
「こんな時、お母さんなら『落ち着いて待てばいいよ、祥子』って言うと思う」
「なんだってそんなに落ち着いてるの、あなたは! 」
「本当に好きだから、敬介の事」
うう、言ってしまった。
でも、こんな時こそ落ち着かないと。
過去、二度にわたる自分が起こした騒動で、すっかり達観する事を身につけてしまった。
1つはカン違い、もう1つは友達を守ろうとする正義感。
どっちも、青臭いけれど、今となってはいい思い出……。
だけど、今度ばっかりは彼を信じるしかなくて。
乙女だよ、こんなんじゃ!
「晃ちゃん、あたくし一体どうしたらいいの? 娘が大ピンチなのよ」
「こんな時、お母さんなら『落ち着いて待てばいいよ、祥子』って言うと思う」
「なんだってそんなに落ち着いてるの、あなたは! 」
「本当に好きだから、敬介の事」
うう、言ってしまった。
でも、こんな時こそ落ち着かないと。
過去、二度にわたる自分が起こした騒動で、すっかり達観する事を身につけてしまった。
1つはカン違い、もう1つは友達を守ろうとする正義感。
どっちも、青臭いけれど、今となってはいい思い出……。
だけど、今度ばっかりは彼を信じるしかなくて。
乙女だよ、こんなんじゃ!