※公開終了間近! イロモノなアタシ
短い春休みが終わり、4年生になった。


卒業に必要な単位だけ取ればいいので、後は卒論の用意を始めなくちゃいけない。


「綾女、卒論は何にするの? あたしの丸写しはさすがにマズいよ」
「えー、卒論ー? あー、困っちゃーう」


多分、他大生の男子が犠牲になるんだろう。


まあ、それも綾女らしいけど。


「ねー志穂ちゃーん、鳴瀬さんとはー、どこまで進んだのー? 」


な、何を聞いて来るのでしょう、昼間から。


「え、まあそりゃ一応は……」
「キャー、オトナー」


そっちの方が大人だよ、いや、彼とさ、そういう事してたんだろうし。


「愛をー確かめ合うってー、すごく大事だよー」
「そういう綾女は、最近どうなの? 」
「んー、この間ねー、初めてーあのバーに行ったのー1人でー」
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