※公開終了間近! イロモノなアタシ
その声は、地獄の底から響いて来る亡者の声よりもオドロオドロしいと思われるほどの低音だった。
「この店、マミも連れて来てたよねぇ」
後ろ手でドアを閉めると、2人の間に座り込む。
「米山さん、どうしたんですか? ここまで来て」
「たまたま見つけたの! 2人が入る所を」
ウソだろう、絶対。
多分、あの件で納得出来ずにオフの日を利用して敬介をストーキングしていたに違いない。
女の執念恐るべし、こんな事考えてる場合じゃない、言い訳しないと。
「シホちゃん、どうして敬介といつも一緒なの? 飲み会でもそうだよね」
「連絡が来るんですよ、盛り上げ役が欲しい時に」
「ナルは、そんなに気の効くタイプじゃないと思うけど」
悪かったな、気の効かない彼氏で。
「この店、マミも連れて来てたよねぇ」
後ろ手でドアを閉めると、2人の間に座り込む。
「米山さん、どうしたんですか? ここまで来て」
「たまたま見つけたの! 2人が入る所を」
ウソだろう、絶対。
多分、あの件で納得出来ずにオフの日を利用して敬介をストーキングしていたに違いない。
女の執念恐るべし、こんな事考えてる場合じゃない、言い訳しないと。
「シホちゃん、どうして敬介といつも一緒なの? 飲み会でもそうだよね」
「連絡が来るんですよ、盛り上げ役が欲しい時に」
「ナルは、そんなに気の効くタイプじゃないと思うけど」
悪かったな、気の効かない彼氏で。