※公開終了間近! イロモノなアタシ
トイレに立ったついでに時間を確認すると、もう12時を回っている。
鳴瀬さんはまだ来ない……。
単なるからかいだ、『今日行くから』なんて。
従業員用トイレを出ると、通路では入店1ケ月目のミミちゃんがタバコをふかしては辛そうに顔をしかめていた。
「どうしたの? 」
「さっきのショーで、ママに怒られちゃって。もう、辞めようかな……」
「辞めればいいじゃん、それでミミちゃんの気が済めば」
突き放した様な言い方をすると、ミミちゃんは顔に手を押し当ててウッと泣き出す。
「だってココしかないんだもん」
「だったら辞めない方がいいよ、さ、お仕事お仕事」
そう、辞めたいと言う子には冷たくするに限る。
これはママからの受け売り、突き放せば余計に食いついて来るから。
ああ、本当にココへ就職したくなって来た。
鳴瀬さんはまだ来ない……。
単なるからかいだ、『今日行くから』なんて。
従業員用トイレを出ると、通路では入店1ケ月目のミミちゃんがタバコをふかしては辛そうに顔をしかめていた。
「どうしたの? 」
「さっきのショーで、ママに怒られちゃって。もう、辞めようかな……」
「辞めればいいじゃん、それでミミちゃんの気が済めば」
突き放した様な言い方をすると、ミミちゃんは顔に手を押し当ててウッと泣き出す。
「だってココしかないんだもん」
「だったら辞めない方がいいよ、さ、お仕事お仕事」
そう、辞めたいと言う子には冷たくするに限る。
これはママからの受け売り、突き放せば余計に食いついて来るから。
ああ、本当にココへ就職したくなって来た。