※公開終了間近! イロモノなアタシ
泣いているミミちゃんをなだめ、やっとの思いで席に戻ると、何だか空腹感を覚える。
そう、夕食代わりに食べたシチュー丼を取り上げられたから。
あれから何にも口にしてはいない、こっそり何か食べようにも、一度ロッカーへ戻らないといけないし……。
クミさん、Tバックなんかよりも丸丹の地下で売ってる高い塩キャラメルの方が嬉しかったよ。
あれ一枚で5粒は買えるだろう、ああ、食べたいっ!
「シホさん、いいですか? 」
ウェイターさんが声を掛けて来る。
今、それどころじゃないよー、空腹と壮絶な戦いを繰り広げているのに。
あなたの顔を見ると、焼きウドン一丁って頼みたくなるし。
「蘭子さんの席でお呼びです」
「はーい、あ、すみません、ちょっと失礼します」
「あら、人気者ぉー」
「すみませーん、ゲイはタテ社会なんでー」
蘭子さんの方を示し、苦笑いを浮かべる。
呼ばれてすぐに席を立つようじゃ、あたしの役は成立しない。
オカマ独特の悪口の1つでも言って、笑わせてからでないと。
そう、夕食代わりに食べたシチュー丼を取り上げられたから。
あれから何にも口にしてはいない、こっそり何か食べようにも、一度ロッカーへ戻らないといけないし……。
クミさん、Tバックなんかよりも丸丹の地下で売ってる高い塩キャラメルの方が嬉しかったよ。
あれ一枚で5粒は買えるだろう、ああ、食べたいっ!
「シホさん、いいですか? 」
ウェイターさんが声を掛けて来る。
今、それどころじゃないよー、空腹と壮絶な戦いを繰り広げているのに。
あなたの顔を見ると、焼きウドン一丁って頼みたくなるし。
「蘭子さんの席でお呼びです」
「はーい、あ、すみません、ちょっと失礼します」
「あら、人気者ぉー」
「すみませーん、ゲイはタテ社会なんでー」
蘭子さんの方を示し、苦笑いを浮かべる。
呼ばれてすぐに席を立つようじゃ、あたしの役は成立しない。
オカマ独特の悪口の1つでも言って、笑わせてからでないと。