※公開終了間近! イロモノなアタシ
夜になり、お店で挨拶回りを始める。


今日でここも卒業だからと言うと、皆が口々におめでとうと言ってくれた。


でも、


「お祝いに一杯飲みなさい」


というのには閉口したけど。


散々飲まされて、酒には自信のあったあたしだが、さすがに酔いが回って来る。


「うう……」


1人ロッカーでイオン飲料を飲んでいると、蘭子さんが呼び出しを掛けた。


「シホちゃん、お願い、どうしてもってお客さんが」
「はいー、今行きますー」


ヨロヨロと椅子から立ち上がり、ドスドスと席に向けて歩く。


「おっ! 来たぞー! 」
「拍手ー! 」
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