※公開終了間近! イロモノなアタシ
「お帰りなさーい」
「志穂、ただいまー」


今日は、敬介の誕生日。


お祝いのケーキにご馳走を並べたテーブルで、お出迎え。


「お疲れ様、大変だったでしょ? 」
「まあね、でも、名古屋で撮影だったから、ここまではすぐだった」
「さ、座って」


かいがいしく世話をするあたしに、目を細める敬介。


こんな誕生日を迎えられるのは、初めてだ。


「今夜は泊まってもいい? 」
「いいよー、誕生日だし」


そう思って、あの時のアレも取ってある。


ジュン君、心から君にGood Jobだよ。


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