※公開終了間近! イロモノなアタシ
グサッと来る一言、普通の男性も珍しい物見たさに来るけれど、中には女装の男が好きで来ている人も居る。


鳴瀬さんは、そのどちらなのか深く考えこんでいると、綾女がまた余計な一言を言い出す。


「あいたーい、その人にー」
「え? 」
「会ってみたーい、だってお食事に誘うってー、志穂ちゃんのこと好きだからでしょーだから会ってーどんな人かー確かめてみたーい」


友達らしい言葉、まあ要するにダメな男じゃないか確認をして、ダメならあたしに忠告をしようという事なんだろうけれど……。


綾女は単に好奇心だけで行きたがるタイプではないから、ちょっと連れて行こうかなという気持ちが出て来てしまった。


「うーん、でもなー」
「お願いー」


鳴瀬さんにメールをしてみる。


『焼肉屋の近くに居る
 んですけど、友達が
 一緒に行きたいって
 言ってるんです。
 
 いいでしょうか? 』


と。


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