※公開終了間近! イロモノなアタシ
その瞬間、ドアが開く音が響く。
「シホちゃん、大丈夫? うわ! 」
鳴瀬さんは買って来たばかりのスポーツドリンクを放り出して、真島さんの体をあたしの上からひきはがしてくれた。
最後までされなくて良かったけれど、吐いた口でキスをされてしまった事に衝撃を受けて、思わず顔をおおってしまう。
ファーストキスが自分の事を好きでも何でも無い人に奪われ、おまけに親友にカン違いされ、しかもあの臭いがした事が嫌で嫌でたまらなくなる。
「向こうの部屋に行こう、この分じゃ大丈夫だよ」
鳴瀬さんに肩を抱かれ、床に伸びている真島さんを放置して隣の部屋へ戻った。
「足元危ないから、ちょっと待ってて」
そう言って、床の上に散乱している機械類を部屋の片隅に寄せると、ベッドに座らせてくれる。
「ごめん、真島があんな事して」
「いえ、大丈夫ですから……」
「あいつさ、綾女ちゃんにホレてるみたいだね」
「でしょうね、彼女は可愛いし、お金持ちだから」
「シホちゃん、大丈夫? うわ! 」
鳴瀬さんは買って来たばかりのスポーツドリンクを放り出して、真島さんの体をあたしの上からひきはがしてくれた。
最後までされなくて良かったけれど、吐いた口でキスをされてしまった事に衝撃を受けて、思わず顔をおおってしまう。
ファーストキスが自分の事を好きでも何でも無い人に奪われ、おまけに親友にカン違いされ、しかもあの臭いがした事が嫌で嫌でたまらなくなる。
「向こうの部屋に行こう、この分じゃ大丈夫だよ」
鳴瀬さんに肩を抱かれ、床に伸びている真島さんを放置して隣の部屋へ戻った。
「足元危ないから、ちょっと待ってて」
そう言って、床の上に散乱している機械類を部屋の片隅に寄せると、ベッドに座らせてくれる。
「ごめん、真島があんな事して」
「いえ、大丈夫ですから……」
「あいつさ、綾女ちゃんにホレてるみたいだね」
「でしょうね、彼女は可愛いし、お金持ちだから」