※公開終了間近! イロモノなアタシ
店が終ると、珍しくアフターの無い蘭子さんが声を掛けて来た。
「ね、『ZUKA』に行かない? 」
「いいですよ、でもクミさん平気かなー」
「大丈夫、今日のクミちゃんのお客さんしつこいから」
私服に着替えた蘭子さんは、あたしの手を取って店を出る。
それはデブ専のオカマといった様相だけれど、この街の人は誰も見ていないフリをするのが当たり前。
『ZUKA』に到着すると、いつもの金曜の賑わいを見せていた。
「いらっしゃいませー、あ、蘭子さん珍しいですね」
「来ちゃいけないかしらーん? 浩ちゃん」
「いえいえ、どうぞ」
入れ替わりに空いたカウンターに座ると、中に新人さんの姿が見える。
「新しい子来たの? 」
「ええ、シャングリラのママの紹介で」
「へぇー、いい子っぽいわね」
よく見ると、若手の俳優に似ていて背も高い。
同じ性別なのに、神様というのはどうしてこう創り分けをするのだろう。
「ね、『ZUKA』に行かない? 」
「いいですよ、でもクミさん平気かなー」
「大丈夫、今日のクミちゃんのお客さんしつこいから」
私服に着替えた蘭子さんは、あたしの手を取って店を出る。
それはデブ専のオカマといった様相だけれど、この街の人は誰も見ていないフリをするのが当たり前。
『ZUKA』に到着すると、いつもの金曜の賑わいを見せていた。
「いらっしゃいませー、あ、蘭子さん珍しいですね」
「来ちゃいけないかしらーん? 浩ちゃん」
「いえいえ、どうぞ」
入れ替わりに空いたカウンターに座ると、中に新人さんの姿が見える。
「新しい子来たの? 」
「ええ、シャングリラのママの紹介で」
「へぇー、いい子っぽいわね」
よく見ると、若手の俳優に似ていて背も高い。
同じ性別なのに、神様というのはどうしてこう創り分けをするのだろう。