嘘つきの恋
「あ、行かなきゃ。じゃあね」



そして矢城は駆け足でバスの中に。



もう終わりかぁ。



もう二度と関われそうにないから、ちょっと残念。



そんな私の気持ちなんて知らずに、彼を乗せたバスは去っていった。



また1人になって、雨の音がより大きくなったような気がした。



「…はぁ」
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