嘘つきの恋
「あっ。クラス替えしたんだった」



階段をのぼっている途中、足をとめた。



もう高校2年生か。



あんまり自覚はないなぁ。



そんなこと思いながら、新しい教室に向かう。



「初良。おはよーっ」



教室にはいると、春菜(はるな)の声が。
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