嘘つきの恋
第3章

迷い

……とは言ったものの。



「これからどうすればいいの…」



家に帰っても落ち着かなくて、なんとなく自分の部屋をうろつく。



手には矢城からもらったハンカチが。



「…やっぱり…」



正直に言うべき?



ベッドに倒れこんで、ハンカチを持った手を高くあげる。
< 34 / 39 >

この作品をシェア

pagetop