あたしの青春
「裕也ー!!」
「おぉ、おつかれ。大丈夫やったん?」
「うん!!ここまで連れて来てくれた裕也のおかげやゎー。ほんまにありがとう!!」
「どういたまして♪」
「帰っておかんに言いたくないな…。汚い子やって嫌われる。ただえさえあたしゎ悪い子やのに。」
「なんで悪い子なん?」
「華遊って聞いたことある?」
「あるある!!綺麗な華みたいに無駄のない動きで、まるで遊んどりみたいに余裕で相手を倒していく女のことやろ?」
「そ。それ、あたしのこと。だからあたしゎ親から嫌われとる。親の顔に泥ぬる最悪な娘やって。だから飯すら作ってくれへんし、帰らんくてもなんも言わん。家おってもどつかれるだけやし。あたしゎ要らん子やねん」
「そーなんや。じゃ俺がみかの居場所になるから。これ本気やから。」
「でも、裕也家族おるやろ!?」
「俺、一人暮らし♪」
「そーなん!?でも、家賃とか…。」
「大丈夫!金ゎ親が腐るほど送ってくるからみか一人ぐらい養える!!」