最後の血肉晩餐
「友介さん? 大丈夫ですか? なんだかいつもと雰囲気が違いますね?」


「あっ、優香ちゃん。おはよう。なんだかずっと気分が晴れなくって」


いつもより色白になっている俺の顔を下から、花屋の木戸優香が覗き込んだ。


胸の谷間がYシャツの隙間から見えたが、テンションは上がらなかった。


「凄く心配です。そんな友介さん始めて見ましたよ! 気晴らしですか……あっ! ゲームなんてどうですか?」


「ゲーム?」


「はい! 私も嵌っているんですけど、MIMIって知っていますか?」


「名前だけはなんとなく」


「日記を書いたりするサイトなんですけど、アプリも初めたんですよ! 携帯からでもいろいろなゲームが出来るので試してみてはどうですか? 気晴らしになると思いますよ!」


「ゲームか……どうやってやるの?」


「友介さん、アドレス教えてもらって良いですか?」


「あっ。いいよ○○○○@○○○.ne.jpだよ。」


「りょうかぁ~い! 今から友人招待メール送りますね」
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