最後の血肉晩餐
南の日記にコメントを書き残した。


――南ちゃんの手料理を食べられる彼氏は羨ましいなぁ~。

俺も南ちゃんみたいな子に美味しいお料理食べさせたい!


この返事で彼氏がいるかどうか、わかるかな。


続いて恵美のページに飛ぼうとしたが、止めてシャットダウンした。


落ち着きを取り戻した俺は、お腹が急に空き始めた。カップラーメンを用意し、すぐ寝れるように準備する。


写メールの罠に引っかかった俺は、これからは慎重に検索しようと心に深く誓った。
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