最後の血肉晩餐
 「もう18時か……そろそろ夜ご飯が食べれる場所でも探そうか?」


「そうですね、水の音を聞いてるだけでストレス発散になりましたよぉ~! 今度はお腹を満たしましょ!」


周りを見渡してみると、カップルだらけだった。平日なのにこれだけ多いってことは、恋人達の憩いの場なんだろう。


「やっぱりカップル多いね~南ちゃんは彼氏欲しくないの?」


「それは欲しいですけど……行きましょう!」


南は言葉を濁して立ち上がった。


まぁいいさ。ご飯でも食べながら、いろいろ話を聞くさ。
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