最後の血肉晩餐
 新たな相談相手、四葉亭の主人、鈴木亮。主人といっても、25歳なのでまだまだ若旦那だ。ルックスも松田翔太似でとってもかっこよく、ファンの女性客も多い。


死に物狂いでお金をため、ずっと夢だった小料理屋をやっとの思いで、開店させたお店だそうだ。


目標の為に精一杯突っ走ってきたので、彼女を作る暇もあまりなく、真面目にやってきた彼に、凄く好感を持てた。


なによりもカウンター越しに、カッコイイ彼が気さくに相談に乗ってくれるのも嬉しくて、すぐさま常連になってしまった。


亮君から出されたお料理も、深みがある上品な味でまずい料理なんて一品もなかった。なにを頼んでも美味しかった。


今日もまた一人で、お店に来てしまった。
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