最後の血肉晩餐
罪と罰
 自慢のアオウオ。


それは淡水魚で中国四大家魚のひとつ。日本での形態はコイに似てるが、ヒゲはない。


賢二は良く言っていた。自慢の魚だって。


賢二の部屋は2LDKなんだが、片方の部屋には、2メートルの水槽2つと1メートルの水槽が1つ、全部で3つ置かれていた。


2メートルの水槽には60センチのアオウオと、70センチくらいのアオウオがそれぞれ入っていた。


このアオウオは160センチくらいの大物も発見されているというから、2メートルの水槽を念の為に買ったそうだ。


1メートルの水槽のほうには、クマノミ4匹とイソギンチャク。


クマノミといっても色々種類があり、その中のトウアカクマノミ2匹とブラックオセラリアス2匹が入っている。


トウアカクマノミはオレンジ色から茶色にかけてのグラデーションが特徴。ブラックオセラリスは顔だけが赤く、黒の縞模様。
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