最後の血肉晩餐
 着いたのはピンクのネオンが眩しい雑居ビル。看板の文字を読み上げる。


「おいおい、ここテレクラじゃないか! こんなのやったことないぞ!」


「ちょっと電話してナンパするだけだよ。時間にも制限あるから、プロフ聞いて、よさげな女を探せよ?

タイプの女がいたら番号を聞き出し、そうだな……池袋18時半くらいに呼び出せ。

サンシャインの前なんかわかりやすくていいな。」


「賢二! お前には桃という彼女がいながら、こんなことやってんのか?」


「それを言うな! 内緒だぞ~結構な率で会えるんだ。早く行こうぜ」
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