私は最強ビンボー女!
「そ、それよりもまずは、この部屋に足を踏み入れないと・・・」


ゴクンッと生唾を飲み込む。


そーっと右足を上げ・・・

――ぎゅっと目をつぶりながら――



そぉーっと右足を床に着地させた。




「・・・・・踏み入れられたぁ・・・」

頑張った私!!





・・・そうして私は、頑張ってこの部屋に全身入ることに成功した。



私すごい!!







―――・・・そして・・・・・




今私は部屋の隅っこにちょこんと座って、もらったプロフィールを読もうとしていた。



座れたなんて!!

もはや奇跡っ!!!






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