私は最強ビンボー女!
「勝手に何入ってきてんだよ!」


私は侵入してくる男の一人に拳骨をお見舞いしてやった。


ゴツン!


お、いい音。



翼も侵入してくる男の一人の頬を殴る。


「翼!よくやった!!他の奴らもやっちゃおう!!!」


不法侵入者なんて、ぶっ潰しちゃおう!

窓ガラスを直すお金は、キッチリ払ってもらわなくちゃだからね!



「・・・・・・待て。我々は怪しい者ではない。」

男が一人、静かに言う。


・・・・・メチャクチャ怪しいんですけど。


「不法侵入者・・・」

呟いてやった。


男は平然としている。

「こうせねばならない理由があったのです。直す金は出しますので、ご心配無く。」



あ、そう。

「ならいいや。」


「は!?」


翼がギョッとした顔で私を見る。


「いいのかよ?」


「いーよ。で?どんなご用件で?」


お金の心配が無いんなら、とりあえず、話を進めなくちゃだからね。

・・・・・・メチャクチャ怪しいけど。




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