私は最強ビンボー女!
フッと、皮肉な笑みを浮かべた時・・・

~♪~~♪~

携帯が鳴った。


「もしもし?」

《おはよ。青菜。》


・・・・・・・・・・・・あ。


「佐奈!どしたの?」

《睡眠の邪魔してやろうと思ったんだけど、起きてたみたいだね。》

「うん!残念だったね!!」

私だってたまには早起きするんだぞ!


《大丈夫。明日は4時に電話するから》

「すんなよ。」

さすがに寝てるから!


《・・・・・実はさ。》


佐奈の声が、少し低くなる。


「うん。」


佐奈、怖がることはないんだからね?



《私が何人もの彼氏作る理由、合コンより前には、教えとこうと思って。》

「遊びじゃなかったんだ?」

《まさか。・・・・・私はさ、青菜。探してるんだよ。"本当の愛"を。》



"本当の愛"




『青菜、私はね―――』





《青菜の愛はすごく嬉しいし、安心する。けど、私が求めてるのは・・・確かめたいのは・・・・・》




< 162 / 836 >

この作品をシェア

pagetop