私は最強ビンボー女!
歳を取っているはずなのに、写真と、全くと言っていいほど、変わってない。


綺麗だ。

白い肌に、腰まである藍色の髪。

大きなコバルトブルーの瞳に、長いまつげ。


あぁ、なんで私の両親は2人して美しいのに、私は平々凡々なのっ!!!


ムカつくぞっ!!!




お母さんは私に気付いたらしく、目を見開いた。




「まさかっ・・・青菜っ!?どうしてココに・・・」



あんたらのせいだよ。

あんたら親が2人もそろって、こんなところに来ちゃうからっ!!!




「ほぉ、海。元気そうで何より。青菜、お前の母親じゃよ。」


「わかってる。えっと・・・久しぶり?お母さん。
赤ちゃんの時以来だね。」


「・・・・・・青菜っ・・・会いたかった!!!」




「うぉっ!?」




ガバッとお母さんは私に抱きついた。



なんということだ。


スーツ男達を全員ふっ飛ばしたよ。


あんなにガッチリ捕まえられてたのに。



すげぇ・・・・・



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