私は最強ビンボー女!
―青菜side―





「だから!私が朝霧家は継ぐから、出て行けっつってんの!」


「そんなことさせない!皆で出るの!!!」


只今、私とお母さんが言い合いしております。


お祖母ちゃん、お茶をすすってる。

もの凄くどーでもよさそう。



「皆でこんなとこ出て、幸せになるのっ!!!」


「出れんのかよっ!!!!!」


私は怒鳴った。



「糞親父は負傷してるし、ここは暗殺グループの本拠地なんだよ?

出れると思うってんの?

出れるわけないじゃん!現実見なよ!!!」



お母さんがグッとつまる。


「でもっ・・・・・・」



「2人で幸せになればいいじゃない!!!

私のことなんかほっといて、2人で暮らせばいいじゃない!!!

そうしたいんでしょ?そうしなさいよ!!!

建前とか、どーでもいいから!!!」



お母さんと糞親父は、愛し合っているんでしょ?



だったら・・・・・・



「素直になればいいじゃんかっ!!!!!」




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