私は最強ビンボー女!
私は、なぜか冷めていた。


何も、思わなかった。
感じなかった。


離れていくお母さんを、ただ冷静に見ていた。




どうして、悲しくないんだろう?

どうして、何も感じないんだろう?

どうして、こんなに冷めてるんだろう?














―――――あぁ、そうだ、私は―――――














お母さんが、嫌いだったんだ。





大嫌いだったんだ。







憎んでさえ、いたんだ。









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