私は最強ビンボー女!
な、なぜに分かる!?

エスパーか!?エスパーなのか!?

それとも読心術か!?いつの間に身につけたんだ!?



「お前ら・・・・・・朝霧家がどういう家かを、知っているな?」


葉月が低い低い声を出す。


え、君女の子だよね?

何その声。

完璧、ドスきかせた男のものだよ、その声。



「知っている。だから本当のことを言え。」

陽が凄む。


「そうそう。人生相談の方も暗殺グループの方も知ってるから。」

翼が軽い調子でいながらも、冷たい目で葉月を睨んだ。


「誰からの情報だ。」

葉月も負けていない。冷静な口調ながらも、真剣を構えた。



・・・・・って、おい!


「葉月!真剣は仕舞おう!!ね?仕舞おうよ!!!」


アンタの雰囲気だと、死人を出しそうだよ!



「これは朝霧家にとって、重大なことだ。答えろ。」


いや、私ガン無視ですか。葉月さん。

ガン無視なんですか!葉月さん!!!


「言ってどうする気だ。」

陽が殺気を放出したまま、低く言う。



お前も無視かよ!

私は空気か!?空気なのか!?




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