私は最強ビンボー女!
「関係ある。俺は青菜助けるために、仲間を全員集合させたんだからな。」

陽がさらりと言う。


仲間を全員集合って・・・・・・

白狼の仲間だよね?すっごい人数なんじゃ・・・



「勿論。俺らも仲間を全員集合させた。」



紅狼まで!?

何、こいつら。私なんかのために何やってんの!?




「だが、関係などない。そうでしょ?青菜。」


おい葉月。

いきなり私に振るなよ。


「え・・・・っと?・・・・・」


正直、どっちでもいいって思ってる私って、どうなんだろ・・・


「関係ないでしょ?」


葉月はぐっと私に近づくと、私だけに聞こえる小さな声で囁いた。


「それとも・・・巻き込む気?」




あぁ、そうか。


関係あるということは、巻き込む事になるのか。



そんなこと、私がするわけないじゃん。





「関係ないよ。全く、ね。」


私はにっこりと笑って言った。





< 230 / 836 >

この作品をシェア

pagetop