私は最強ビンボー女!
バッ



スーツ男達が皆のもとへ駆ける。



その数――数百人はいる。





「葉月っ!!!!」


「青菜、しょうがないんだよ。朝霧家の掟なんだ。

"暗殺グループであることを知った奴らは消す"っていうね。」


「そんな掟―――知るかっ!!!!!」




葉月に向かって拳を突き出す――




バシッ




木刀でふさがれた。






皆は数に圧倒されつつある。


しかも、スーツ男達は暗殺グループに所属している。


人を殺すのには慣れているはず。









―――――しょうがない。


私は、覚悟を決める。





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